デザイン[学部]|Design [Bachelor]

モノの境界録
— 画像検索認識の変遷を解釈し生まれたカタチ|滝川 友里子

樹脂、3Dプリント

Exterior boundaries of objects
- Forms created by interpreting the transition of the recognition on image search | TAKIKAWA Yuriko

resin, 3D printing
サイズ可変
作品写真:モノの境界録|Photo:Exterior boundaries of objects

モノとモノの境界とはどこにあるのだろうか?

例えば遠くに赤い丸が見えたとき私はリンゴだと言い、あなたは風船だと言う。
どちらが正解かは分からないけれど、その時テクノロジーを用いたらどう判断するのだろうか?

私達は普段様々なモノに囲まれ生活している。
そして、色、形、質感などの繊細なバランスを読み取り、モノをそのモノとして理解している。

そのバランスが崩れてしまった時、私達は、そしてテクノロジーはどのように認識し判断を下すのか、今回Google画像検索の機能を用いてモノの認識の境界線を捉える試みをした。
身近にある100個のモノをモチーフに、少しずつ変形させていった形を検索し、モノがそのモノとして認識される境界線を調べた。

認識の境界線を超えたカタチを立体化する

また、境界線を越え、本来とは違うモノとして認識された形に対し、その意味を解釈した上でモノとして立体化することで、既成概念の境界を超えた表現となるプロダクトを生み出すことが出来るのではないかと考え試みた。

検索結果の中から面白い結果を抜粋し、画像の輪郭線を用いて独自の解釈を含めモデリングし、3Dプリンターを用いて境界線上のモノとして立体化した。

膨大なデータから機械が導き出す解から生まれたカタチは、私たちの身の回りにある様々なモノの認識に違う視点を与えてくれるだろう。

モノの境界線上のプロダクト20点と100個のモチーフの画像検索結果をまとめた本5冊を制作した。