彫刻［修士］｜Sculpture [Master]
Vortex bipolar｜常見 龍太郎
テラコッタ
Vortex bipolar | TSUNEMI Ryutaro
pottery
H20 W40 D23
線香の煙などの流体と貝殻の形をもとに制作しています。会場に展示している彫刻作品は同じ作り方をしていますので、見比べていただければ幸いです。
Vortex bipolarは、双極渦や、カジトリクルマガイといった貝の形を参考にしています。
Vortex flow
今日もどこかで煙があがる。私もいつか、煙になるだろう。
線香の煙を７割、貝殻を３割で組み合わせた感じの作品です。厚みを５ミリ程度にしており、大きさの割に軽く、一人で持ち運びが可能です。
会場では、この作品をレントゲン撮影した写真４点も併せて展示しています。
制作過程（Vortex flowの成形の一部）
粘土を用い、輪積みという技法で制作
貝殻が成長するように、粘土を少しずつ足していきます。木や針金などによる芯棒は使わず、要所要所に粘土で支えとなる柱を付けています。
Vortex flowの成形には、およそ三か月かかっています。
プロフィール
常見龍太郎
1992 群馬県生まれ
2019 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2021 同大学院美術研究科彫刻専攻修了予定
2016 南極展(千住/アートスペースココノカ)
南極展(上野/藝大校内)
2017 分水嶺 彫刻科進級展(上野/藝大校内)
北極・南極展(玉川/高島屋)
2019 台東区長奨励賞 受賞
その他
プラ板をデザインカッターで切って制作した作品です。元のデザインは切り紙で作っています。一枚当たり直径２０センチ程です。