人は飽きることができる。
だから、遊ぶことができる。
単調な仕事や、刺激のない生活、
いつまでも倒れない独楽に飽きたとき。
そこに生まれつつある退屈を避けるようにして、
人は遊びに誘われていく。
遊びには積極性や能動性を伴うイメージが強いが、
むしろ、人は遊ばずにはいられない状況によって
遊ばれているともいえるのではないか。
『Tired Of』は、飽きてしまったその時こそ
「遊びの起点/終点」であるという考えのもと、
あらゆる状況の中に立ち現れる遊びの姿を捉えていく雑誌だ。
街に、生活に、心に、遊びの居場所を耕すために。
あたらしい雑誌をつくります。
Tired Of 編集長 渡辺 龍彦
特集『ちゃんとしなくていい路上。』
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008 [Interview]ストリートプレイのための条件_Alice Ferguson、嶋村仁志
020 [Report]あたらしい日常のための非日常_於:松陰神社通り商店街
030 [Dialogue]余儀なくされた関係が道をひらく_久保健太、溝口義朗
048 [Interview]身体を通じて都市に刻む_田中研之輔
056 [Interview]スケートボーダーに出会った。_大畑翔
074 [Column]アムステルダムの路上に「東京」を衝突させる遊び_木原共
079 [Interview]見つからない。あと、事故らない。_菊地良太
084 [Photograph&Column]植物には関係ない。_村田あやこ
090 [Essey]「つついさん」_狩野ワカ
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044、072、088 [Play]Just 1 Thing_Playfool
106 [Column]趣味のささいな、でも偉大な芽生について_杉山昴平
112 [Column]ココロ、此処に在らず_臼井隆志
118 [Artwork]After I Left_EI
124 [Voice]Good Day?
127 [Table talk]注釈の多い座談会_松永伸司、桐田敬介、渡辺龍彦
136 [Photograph]反射する袖幕 _山本華、柿沼キヨシ
145 [Manga]「換気扇」_川勝徳重
154 [#]「名のない遊び」図鑑