Concept
自身の中に存在する非人間を写真という道具を通して具現化した作品。人間によって苦痛を強いられているアホウドリ、スズメ、キジという3種の鳥を取り上げ、人間が彼らに与えた痛みを反芻し、作家自身に起こった出来事として受け止める行為を写したものである。 そこに写し出された像は、形を持たず境界が曖昧で、外界の自然物や人工物、又は、感情といったものと融解した亡霊の様な姿であった。アートによって、自身の内部に存在している非人間との連続性を確かめることは、 全ての存在がこの世界の中で密接に関わり合い、一体となって存在していることを証明するものとなり得るのではないだろうか。
自身の中に存在する非人間を写真という道具を通して具現化した作品。人間によって苦痛を強いられているアホウドリ、スズメ、キジという3種の鳥を取り上げ、人間が彼らに与えた痛みを反芻し、作家自身に起こった出来事として受け止める行為を写したものである。 そこに写し出された像は、形を持たず境界が曖昧で、外界の自然物や人工物、又は、感情といったものと融解した亡霊の様な姿であった。アートによって、自身の内部に存在している非人間との連続性を確かめることは、 全ての存在がこの世界の中で密接に関わり合い、一体となって存在していることを証明するものとなり得るのではないだろうか。